南紀熊野を食べさせる“花のいわや亭”
入院通院を繰り返し一方でコロナの流行、さらに運転免許を持たない私ゆえ、家と学園の行き来である。令和4年12月25日、友が見かねて熊野地方に引き連れてきてくれた。
引作(ひきずくり)大楠に会い、「昼食は花のいわや(窟)で」と言ったので、てっきり伊弉諾の尊を祀る神社を想像し、その近くで食べると思い込んでいた。すると、国道筋で有馬町の“花のいわや亭 千代寿し”の駐車場に入った。
友は時々立ち寄っているのだろう。着座するなり、「本日のおすすめにぎり二人分」と注文。熊野灘を食べさせてくれるのだが、ネタは新鮮なだけでなく、鯛はうま味を引き出すため少し寝かせたものを握ってくれていた。
ついついメニューを手に取り開くと、季節懐石料理:鬼ヶ城4.000円、本まぐろ熊野産:本まぐろ丼セット赤身4カン1.900円、熊野牛の本場ゆえ黒毛和牛しゃぶしゃぶ2.700円他よくある品々が記載されている。だが、入ったところに大きな生け簀があり、魚に交じって多くの伊勢海老が群がっていた。
次回は、記されていない伊勢海老尽くしを目的に訪れたいと思わせる本日のすしであった。
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