学校法人 大川学園
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ジャガイモ掘りとザリガニ釣り

 614日、大川幼稚園と津西幼稚園共に安濃の畑にジャガイモ掘りに出かけた。年長児になってのこの時期の行事である。

株には小芋がころころ付いて、13個とれたとか15個あったと、大はしゃぎである。ジャガイモの隣には、1ヶ月前に年長児が全園児分のさつま芋の苗を植えたが、そこに雑草が伸びている。ジャガイモを掘り終わったあとはその草取りに汗を流す。

その後、園児たちの里山“かぜのもりオズ”まで歩き、ザリガニ釣りと山遊びの二手に分かれる。ザリガニ釣りは、今回も全員が1匹以上を釣り上げるまで行なう。小さいものは再び池にもどす。ザリガニを翌日のスケッチの材料とするための釣り大会である。

天候もよく、初めから最後まで全員興奮で、お昼を随分回って園での給食の時間も話の絶えない園児たちであった。

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桜とツツジと石楠花が開花

 津西幼稚園に412日に出向くと、開花の遅れた桜が春爛漫と迎えてくれた。運動場の東にある“ぼくらのお山”に掛かる長い滑り台脇横の林には、赤紫色のツツジがあでやかに咲いていた。その近くに、昨年植えた石楠花があるのだが、幾つものピンク色の花を少し遠慮気味に咲かせていた。実は、桜の花のあとのツツジそして石楠花と、時期を少しずつずらせての開花を想像して植えたものである。自然のものはそこが難しい。

一方で、石楠花の移植が難しいものと知らず、目的の地を綺麗に整備し、5年物の苗木を3本植えた。園児たちに、山間に多い日本石楠花を見せようと思って植えたことを、日本石楠花学会会長の志田氏に自慢げに話した。そして場所を見てもらったところ、場所が悪くここでは3~4年後には枯れるであろうとの助言を受けた。その関係で1本遅れて入ってきた石楠花を、山の西側斜面のツツジの近くに植えた。最初の3本は、花が咲いたのちに再度山側に移植することにした。

それはともかくとして、三種の日本の花が、今、津西幼稚園では花盛りで、園児たちはその傍で遊ぶ環境となっている。志田氏のお宅で育てている石楠花の鉢を幾つかお借りして、子ども達が日々遊ぶ運動場の一角に暫く置くことになった。これは5月には開花するだろう。子ども達の反応が楽しみである。

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年長児最後の里山遊び

 2938日、大川幼稚園全員で安濃の里山遊びに出かけた。年長児は先週が名古屋港水族館と毎週イベント続きである。到着すると水筒を置いて先ずは春探しで、里山の前の田んぼの畦道散策。ツクシ、ふきのとう、たんぽぽ、ほとけのざ探しである。そして里山に帰って、全員で電信棒で出来た網のぼりで一段上がって、大型遊具のターザンロープ、5人乗りブランコ、大きな橋、フリークライミング他、大好きな友達同士幾つかのグループで思い思いの遊びに熱中。一方、教職員は早朝から大鍋でカレーの仕込みである。薪は先に到着した年中児が手分けして拾ってきた枝である。

山の探索も含め、しっかり遊んだのち、経が峰を遥かに望みながらのカレーパーティー。お代わりお代わりの連続で、昼食後は3学齢全員での山遊び・・天候に恵まれ帰りのバスでは居眠りする姿も見られた。

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日本石楠花の植樹 

 1ヶ月前に、津西幼稚園に入る坂の下に石楠花を3本植えた。入園式は桜で迎え、5月に入るころに咲く石楠花と考えての植樹だった。安濃の里山に植えた石楠花が、大樹の陰で幾年たっても花が咲かず成長もしないことから、津西幼稚園のは日当たりを考え、常緑樹を切って整地をした。だがこれまでの木と違い、石楠花はデリケートであった。日本石楠花学会会長の知人に見てもらい、私たちの配慮は総て裏目と判明した。だが1ヶ月前に植えた石楠花は、蕾の関係から今の場所で咲かせることとした。

128日に追加注文で届いた1本は、園庭に続く“ぼくらのお山”を少し入った雑林帯の直ぐに植えた。4本とも大きい蕾が幾つも付いていることから、先ずは来春に咲かせて園児の皆に見てもらうことにした。後で一緒に届いた桜は、整地した方に植えた。20年後の子ども達の見る桜と石楠花をイメージしてである。私は見ることができないであろうが、その時々の子ども達が眺める日本の四季の景観環境を大切にしたいのである。

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家族で安濃の里山オズで遊ぶ

 1112日、親子ふれあい園外保育で、大川幼稚園の年長児たちが保護者と安濃公園に集結。930分から活動開始。最初に運動会ですっかり子どもたちのお気に入りになったリレー。4グループに分かれ、慣れない芝生の上での競争。その後、各家庭から、園児が推薦する人が出ての、お玉にボールを乗せてのリレー。共に大はしゃぎで遊びは始まった。

ここで地図と何か印刷された用紙が渡され、「芝生公園で4つのミッション、里山に着いたら5つのミッションを云々」の説明があり、ミッションに応える探しもの。芝生公園から里山まで15分ほど歩き、こちらは秋探しとバランス試し、そしてご家族で議論しながらの挑戦である。

やがてお昼のお弁当タイム。朝早くから先生方で仕込んだ晩秋の行事である“いも汁”が振舞われる。里芋・牛蒡・人参・豆腐・油揚げ等の具材をしっかり煮込んだ汁で、いくらお替わりしても良いとの声が掛けられる。

その後は山中での自由遊び。保護者にとっては、子どもたちが大好きな里山の広々とした自然の中で自由奔放に駆け巡る姿に、ご家庭とは違う一面を見ていただけたようである。

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ナラ枯れで3年間に7本伐採

 津西幼稚園内にある里山の、ナラ系の太い木が次々と枯れ始めた。2年前から500㍉の注射器の先にカテーテルを付け、溶かした害虫駆除剤を小さな穴に差し込んでは注入している。1本の木に、見えるところだけで70100程の穴が開いているため大変である。

運動場に接した木だけはなんとしても死守したく、2年前と今年の2回処置をした結果、これは青々と残った。皮樹に細かな木屑が出た小さな穴を4㍍ほどの高さまで、こと細かく処理した木ゆえ残った。しかし、1本につき50ヵ所ほどの処置では対応不足で、中には頭上の半分だけに効果が出たがそれも弱くとの木まで現れた。

鈴鹿山岳会の有志とスクールバス担当の職員とで6本伐採してもらった。が、今回は保育室に被るように成長した太い木ゆえ、専門職に依頼し、吊るし切り手法で切ってもらった。1本の幹から2本に分かれ、しかもこれまでに無い太さであったが、見事に処理してもらった。切り口を計ると、太い方は61㌢×52㌢あった。

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津西幼稚園が芋掘りと豆採り

1013日、“安濃の里山オズ”のすぐの所にある“ぼくらの畑”での芋掘り遠足に出かけた。夏前に年長児が植えたツルの先に大きな実を育てたさつま芋である。全員で出かけたが、年長児は覆いかぶさったツルと葉を取り除く作業から始めた。幾度も尻餅をついてはのツル採りだが、今年は土の出来が良かった。採れるわ採れるさつま芋は期待通り沢山の収穫となった。続いて、畑の端の方に植えた豆の株抜きに挑戦である。グループに分かれ、それぞれが根っこから引き抜こうとするものの悪戦苦闘、ついつい先生も助っ人に入るが、全員尻餅をついて引き抜き成功となる。

畑から次に安濃芝生公園に移動し、ここでお弁当を開く。家の方の愛情が一人ひとりの可愛い弁当に込められている。おやつも食べ、いっぱいお喋りして、お腹が満足の後は広い芝での虫捕りや大型遊具での遊びとなる。家の方々のお迎えがあってお別れだが、年中少は自分で採った泥だらけのお芋、年長児はお芋と枝にたわわに実った豆を1本ごと担ぎ、どの子も満足百満点の笑顔でお別れしていった。

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大川乳幼児保育園と幼児舎大川が安濃の里山オズへ

 107日、2歳の幼児舎大川と2歳の保育園児の合同で、安濃の里山オズに初めての遊びに出かけた。スクールバスでの遠出でも初めてで、経が峰が見えてくると「お山」「お山」「お山が見える」と大はしゃぎ。

里山に到着し、谷間の雰囲気の良いところにシートを敷いて昼食の準備。保育園の子たちは早速ドングリ拾い、ついつい虫にも興味を・・幼児舎の方は大型木製遊具での遊びに入る。後者の人気は4人掛けブランコと名前は無いが木製高台登り、未知の探検に出かけようとする子も出てくる。大きな自然林の中で、最初は少々心配性気味だった子も、ちょっとした先生の声掛けで安心していつの間にかはしゃいでくれてる。

お昼はおうちの方の手作りのお弁当。実に笑顔が素晴らしい。木々の色合いは秋にはまだだが、爽やかな木陰でのひと時の体験は今後も重ねさせてあげたい。私からは、お山で採ってきたさまざまな葉っぱに、目と口を切り抜いて作ったお面を画用紙に貼って、帰園してから各クラスにプレゼントである。

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井上美智子著『幼児期からの環境教育』他

 安濃の里山“風のもりオズ”も津西幼稚園の“ぼくらのお山”も、ここ数年前から太いクヌギの木の、俗に言う「ナラ枯れ」が続いている。当初は11本伐採したが、これでは落葉樹がなくなる。原因は、小さな穴を無数に開けて虫が樹皮と幹の間に入り込み、ここに流れる成長養分を吸い取ってしまうナラ枯れである。そのため無数の小さな穴に細いカテーテルを差し込んで、500ccの注射器で農薬を注入する対応を始めた。1本の木で最低でも50~80か所に一つひとつ注入ゆえ大変な作業だが、幾本かはくい止めることができた。こうした中、今年の夏のテーマを、自然だけでは無いが「環境教育」とした。

『幼児期からの環境教育』(昭和堂・2012)を求めた。幼児期のワクワク、ドキドキ体験を日々の園庭でと昭和55年に3千坪の津西幼稚園を開園し、これと連動した自然環境をと平成7年に3千坪の里山オズを開設した。井上教授の「就学前教育への投資がその後の教育や労働力にも影響することにようやく経済分野が気づき始め、多くの国々がすでに就学前教育への投資を始めています。・・私たちは“自然”への向かい方を中心に“環境”との新たな関わり方を時間を掛けて探していく必要がありそうです」に共鳴し、教職員研修にこの図書を使わせていただいた。写真の図書は、この夏に求めたものである。

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ジャガイモ掘りとザリガニ釣り

 平成28614日晴天。大川幼稚園と津西幼稚園の5歳児が、安濃の畑でのジャガイモ掘りに出かけた。里山オズの近くにある畑は200坪ある。5月には年長児でさつま芋のつるさしをしたが、ジャガイモは2月に教職員で植えつけた。ザックザックといった感での収穫に、大きいとか幾つ採れたと大声が笑顔で飛び交う。

続いて里山オズの池に移動し、ザリガニ釣り。最初は少し用心していた園児だが、面白さがわかると一気に興奮状態。釣り上げる途中でポトリと離れるザリガニもいる。本人よりも残念がる友の応援で再チャレンジ。どの子も実にはつらつとして輝いている。釣った中から大きなものを園に持ち帰って飼育観察。そして絵の具でのお絵かきモデルになる。

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幼児たちの冬の行事

 

 もうじき春がやってくるその前の34日、安濃の里山オズでの最後の山遊びに、バスで年長児が出掛けた。小学校に入学すると、クラスや学年単位で、危険がどこに潜んでいるか判らない里山遊び体験は出来なくなる。年少児の時から幾度遊びに来ただろう。今日の行事は、冬の寒い北風の元、薪で煮込んだ熱いカレーライスを皆で楽しむ思い出づくりの最後の里山である。

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大きな鍋に具材を一杯入れ、拾ってきた木の枝の火で煮込んでいる間に遊べる。落ち葉がまだ残っているその葉をシャワーのようにお互いに掛け合う。大きな木の橋渡りや三角屋根登り、5人で楽しむブランコと友だちと思いっきり遊ぶ。笑顔また笑顔である。

草原の上で食べる昼食のカレーライス。食事後は田んぼの畦道散歩で、ツクシを見つけて大はしゃぎの大川幼稚園年長児たちであった。

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津西幼稚園のぼくらのお山と畑

平成28121日朝、経が峰が真っ白く荘厳であった。この日津西幼稚園に出向いた。運動場に続く“ぼくらのお山”の散策路に入ると、予想通り小枝があちらこちらに落ちている。ここ2日、寒いだけでなく、風がきつかったためでもある。元気な木であってもクヌギ類は枝枯れがあり、強風時に落ちるのである。

山から出てくると、畑に年長児が集まっていた。「何をするの」の問いかけに「だいこのしゅうかく」と幾人もが教えてくれた。小さな畑だが、その半分に大根とキャベツを栽培している。芋掘りと違い全員が入れないため、本日の当番のお友達が代表だとも教えてくれた。クラスに戻ってだいこ炊き。私にも柔らかで美味しい“だいこ炊き”が回ってきた。

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子どもの育ちに必要な落ち葉の環境

 1216日、学園所有で経が峰麓にある里山遊園「オズ」を訪れると、どこもかしこも落ち葉でうずまっていた。その2日ほど前に大川幼稚園の園児たちが訪れ、「おちばのふとんあそび たのしかった」と話しかけてくれたが、どれ程嬉しかったかここに来てさもありなんと感じた。20年前、この里山の檜や杉等の針葉樹の大半を伐採し、広葉樹を出来る限り前に出した。そして紅葉や橡等の落葉広葉樹を園児と共に植樹し、それが今四季を感じる里山となったゆえ、晩秋には落ち葉の山となっている。当然のことだが、樹木の美しさを演出する木々の小枝には一切手を加えていない。

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 津市の偕楽公園の散策路も市内の歩道も、秋の終わりになっても落ち葉を踏みしめて歩けるところは無い。市内の街路樹は、恥ずかしいことだが若葉が少しついた段階で“大枝祓い”される。7年前からこのブログで訴えていることだが、幹から伸びた大枝から無数の小枝が張り、そこに付くたわわに生茂る葉があって、子ども達の感性や情緒に役立つ樹木となる。県立美術館前の県総合教育センターの広々した駐車場内の樹木も全て同様の姿である。子どもの育ち環境に樹木は役立たないとの考えによる丸坊主姿なのだろう。

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         津西幼稚園の運動場から続くぼくらのお山 


子ども育てにかかる投資は、知徳体、感性や情緒ほか全ての面で、行政にとっても確実に回収が予想できるはずである。なぜなら、子どもの育ちは20年後に大人になって、地域を支える人材に成長しているからである。本気で育てる環境を整えれば、県外に出た者も戻ってくる。子ども育ては、この街の繁栄に役立つ投資の筈だが、行政と議会にその当たり前の根本理論を如何にすれば理解してもらえるか考えなければならない不思議な課題が現実として残されている。

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お山は紅葉、ホールでは暮れの行事のお餅搗き

 

 123日、津西幼稚園でPTA役員さんの協力を得て“お餅つき”が行われた。最後の仕上げは年長児たちが担当する。小さな杵を振り上げて、「よいしょ、よいしょ」の掛け声での餅搗きである。搗きたてのお餅を、海苔巻きときな粉とみたらしの味付けで、年少児から順に頬張る。笑顔一杯、お話し一杯、そして食べ終わったお皿は洗ったように綺麗である。

 お餅搗きを終えて、園庭に出ると、園庭に続く遊び場の“ぼくらのお山”の紅葉が真っ赤である。今年の紅葉は葉が枯れて汚かったが、ここにきてやっと色づいた中で子どもたちが遊べる。ぼくらのお山への入り口の右側の崖は、10数年前の大雨で崩れた崖の補修で植えなおした木々である。しかもこの木々は、11本直接苗木を買いに行き、崖には何段にも土留め柵を打ち、そこに肥料を混ぜた土を置いて植えたところである。当時、10年後20年後の“子ども達の感性環境”が合言葉で植えただけに、紅葉の色づきが嬉しかった。

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紅葉の里山

1124日、幼児の自然体験環境「安濃の里山オズ」に、紅葉を求めて出かけた。風も無く、年齢を重ねる前日に購入したロードバイクで35分ほど走り到着。太陽が注ぎ、水場に近いところは真っ赤だが、大きな木々に囲まれたところは青葉から変化ができない。自然の営みの凄さというか巧みさを感じた。

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里山のモミジの木は、平成711月に大川幼稚園と津西幼稚園の子ども達とで10本ほどを記念植樹したもので、随分太く成長してくれた。ここでは、春の新芽と若葉の鮮やかさ、暫くするとサツキの花が続く道の探索が楽しめる。  夏は深い緑とカブトムシやカナブンといった虫たちの世界。初秋はドングリと山栗、やがて広葉樹が真黄色に変わり、晩秋の真っ赤な紅葉、そして冬は葉が落ちてサンサンと陽が大地に差込む。昭和30年代の津市の偕楽公園のイメージを再現して開いた園児専用の遊び場としての里山である。

秋の落ち葉拾いの遊びは終わった。次の園児たちの遊びは、寒くなるがこの里山でのカレーライス作りが待っている。


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秋の実り

 津西幼稚園の園児たちは、自然満載の環境で秋を過ごす。どんぐり拾いが終わり、木々が紅葉に染まるその前に、さまざまな実り環境がある。園舎の北側庭に植えられた10本ほどの柿木の実りである。保育室窓すぐのところに実り、園児たちは窓越しに日々眺めて生活している。その向こうのフェンス際に、普段は気づかないが“アケビ”の蔦が雑木に絡んでいて、秋になると実をつける。2週間前にまだ熟成の一歩前で、開いてからの楽しみは後日にした。ところが、1025日には鳥に先を越され、今年は子ども達に披露できなかった。

 園児専用の里山や畑はこのブログで幾度も触れてきたが、こちらも秋満載である。里山での山栗拾い、畑でのさつま芋掘り、その後、畑の周りに撒かれた“数珠玉”狩り、ここまでの遊びはすでに園児達が体験した。次の里山遊びは、秋が深まったときの赤や黄色に染まった木々の下での落ち葉狩り。その後は少し寒くなって催される、ドラムカンを半分に切って作った竈にかけた大鍋でのカレー作りと続いて秋の遊びを終わる。

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年長児が里山で茨の葉採取

 平成2658日、経ヶ峰麓の幼稚園の里山に、大川幼稚園年長児が茨の葉を採りに出かけた。明日、園児全員分のイバラ餅を作るためである。この里山、大川幼稚園児と津西幼稚園児が平成7年から遊んでいるため、環境部のバスの人たちの絶え間ない手入れと相まって、フェンス内は幾分公園化してきた。茨の葉はその外側に自生している。痛い棘もなんのその、明日のクッキングが楽しみで沢山の収穫である。

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 茨採りのあとは、里山の新緑の元で、友だちと思いっきり遊ぶ。独立行政法人国立青少年振興機構の報告で、「こどもの頃、自然体験が豊富な人ほど、大人になって“最後までやり遂げたい”という意思が強く、“もっと深く学びたい”といった意欲も強い。」と記されていることをあるゼミで知った。日本のメリハリのある四季の移り変わりの中で、友だちと楽しく遊んだ思い出が、その子の将来の生き方に何らかの効果を表すと信じて、この里山を開いた。何らかとは、生き方のアイデンティティーの根っこになるものを私は想像している。


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秋を求めての収穫祭、親子里山遊び

118日、大川幼稚園運動場で収穫祭が行われた。津西幼稚園はもう既に済んでいる。今年は、年長児が安濃の畑にツル刺しして大事に育て始めた夏休み直前、3分の2ほどイノシシに荒らされた。園児がかわいそうと、教職員で畑を耕し直し、さつま芋のツルを刺し直し、猛暑のため夏休み中も交代で水をやりに出かけてくれた。防御柵を立て、線を引き、高圧電流も流した。

お陰で、被害のあった畝にも、小ぶりではあったが芋は育った。一方、農業をしている津西幼稚園長のご主人が、この話を聞き、万一を考えて自分の畑でも大川幼稚園と津西幼稚園、それに大川幼児舎の園児たちのために芋を育ててくださっていた。おかげで、全員芋掘りを楽しんだ後、家におみやげとして、子どもたち自慢のお手植の芋を例年に近い形で持ち帰れた。その後、年長児は甘いスイートポテト作りも実施できた。

収穫祭の翌9日、これも年長児だけだが、安濃の里山オズで紅葉しつつある里山遊びを親子で楽しんだ。昼食の一品には、集めた薪で大鍋にしっかり煮込んだ“けんちん汁”。幼い頃に経験する友だちや家族の方たちとの自然の中での楽しさは、感性や情緒をはじめ、普段の保育とは幾分違った個性的に生き抜く力になると教職員は考えている。

今年は芋騒動があり、教職員のこれまでとは違った姿に接したからだろうか、教職員の思いを強く感じる秋の行事となった。

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ジャガイモ掘り

 618日、大川幼稚園と津西幼稚園の年長児が、安濃の里山近くにある畑で、ジャガイモ掘りを楽しんだ。この子たちは5月中旬にも200坪のこの畑で、全園児分にあたる500本のサツマイモのツルさしをしている。

サツマイモの畝(うね)の西側に、ジャガイモは青々とした葉っぱで待っていてくれた。茎を掴んで力一杯引くと、幾個ものジャガイモがくっついてくるから、年長児の興奮度は最高潮に達する。ジャガイモは今後さまざまな使い方をするため、今回お家に持ち帰るのは13個とした。お母さんたちはこの芋を使って、さて何をつくられるのでしょうか。

ジャガイモ掘りのあとは、歩いてすぐの里山遊び。ここの池でのザリガニ釣りは、またまた友だちと笑顔はじけるはしゃぎの場となった。自然遊びプログラムの中で、自然の持つ凄さや不思議さの感動を呼び起こしたい教育の一環での、年長児の遊びの1日であった。

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津市の偕楽公園と街路樹はこの地の文化度

 写真は、平成25413日に撮影した津市の①偕楽公園内入り口付近の木と②県立美樹館前の街路樹で、枝打ちは共に荒っぽい。偕楽公園は、藤堂家の鷹狩り場を兼ねた庭園で、戦後間もない頃でも近隣者が愛した散策庭園であった。私が小中学生の頃、園内に茶屋があり、年中手入れしてくれていた。今は津駅東の十字路になっているそこは綺麗な蓮池があり、夏場は子どもたちの鬼ヤンマ捕りの遊び場であり、サクランボやヤマモモやシイの実採りの場でもあった。

公園は、昭和40年代の道路整備で、一気に縮小された。さらに30年少々前から、年々木々の枝打ちが雑で汚くなった。園内の路は自動車道に変えられ、知らない間に広場や散策路ですらコンクリートで固められた。美しさを追いかけず、木々を大事にしない姿は、街路樹にも見られる。私のみならず自然環境問題に関心を持つ県内外の友から、津市の街路樹の枝払いの異常さが指摘される。残念だが、津市では自然と文化と歴史を大切に継承しようと言う努力を怠った。この種の財産は、子どもたち次の世代が成長するために必要ゆえ、教育界が声を大にして市民を先導してもらわねばならないのかも知れない。

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園児たちがつるを植えた畑で芋堀

経が峰麓の園児たち専用の「あのうのさとやまオズ」前で、200坪の畑を借りている。菜の花畑にしたり、コスモス畑にしたり、毎年馬鈴薯も育ててきたところである。今年初めてそこに年長児たちがさつま芋のツルを刺し、1012日、少し遅まきの芋掘りを行なった。

この日は、安濃の芝生公園と里山と畑を使い、大川幼稚園と津西幼稚園、そして大川学園幼児舎が時間をずらしての芋掘り遠足である。

年長児用は、年少・年中児たちのように先生が事前にツルを切らず、葉っぱとツルが覆いかぶさった状態からのチャレンジである。力が強くなったとはいえ、友だちと一緒になって綱引きのように孤軍奮闘である。その後も硬く締まってしまった土とも格闘しつつ、大収穫の芋掘りを楽しんだ。

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秋を探しに里山遊び

 105日、津西幼稚園の年中児(4歳児)たちが安濃の里山に秋探しに出かけるというので付いていった。

田んぼの畦道に咲いていた彼岸花、「真っ赤で綺麗ですね。でもこのお花はね、舌曲がりと言って、なめると舌が曲がるので食べてはだめと子どもの頃に教えてもらいました。さて、本当は何と言う名前でしょう」、すると、バスの中で先生に興味付けしてもらっていたので「ひがんばな」と一斉に元気な答え。

里山の山桜やモミジの紅葉もまだまだ23週間くらい先のようです。でも、山栗やドングリは落ちていました。先生がイガを両足で踏んで、割れ目に棒を押し込んで実を取り出すのを見て、チャレンジする子もいます。4歳児にとって、痛いトゲとの格闘は逞しさを感じます。イガ付きのままで袋の中に入れ、そこにドングリや松かさや葉っぱも、中には蛙を入れている子もいます。

秋探しのそのあとは、電信棒や丸太で作ったアスレチックに挑戦。友だちと楽しく遊びながら、身体全体で日本の素晴らしい秋を無意識にでも感じてくれればとの思いの里山遊びです。

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里山に新しい橋が架かった

 511日、大川学園の幼児専用の里山(あのうのさとやまオズ)に3・4歳児がペアーを組んで出かけると聞いたので同行した。里山内の池に、スクールバス運転の人たちで構成している環境部が、新しい橋を架けたとの報告を受けていたためでもある。

これまでの橋は、電信柱2本を架けただけのものであったため、年長児の勇気ある子達がチャレンジするといった感じであった。今日は、3歳と4歳でペアーを組んだ里山遊びのため、お兄ちゃんお姉ちゃんがしっかり年少児の手を取ってリードして、全員での渡り初めとなった。

そのあと、新緑の散歩道を歩いて大きくなった竹の子を見つけたり、モグラの跡を発見したり、手製の大型遊具で遊んで楽しんだ。

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幼稚園の菜園と給食好き

幼稚園の菜園と給食好き

 5月10日、年長児が、個人個人の鉢にアサガオの種を植えていたので写真を撮りに運動場に出た。その運動場の園舎側に小さな畑がある。そこには、ジャガイモ、ミニトマト、イチゴ、ナスビ、ピーマン、キュウリが、緑の葉を広げている。花を咲かせたプランターと畑の間の花壇には、麦の穂が揺れている。写真を撮っていると、教員が、「スイカがすぐ畑に加わります」と教えてくれる。これら全て、年長児が当番制で毎日水やりをして、育つのを日々楽しみにしているものばかりである。初夏での収穫物は給食に使われ、3歳児も4歳児にも年長児のお世話で実った話が各クラスでなされると、どの子も残さず食べる。そのような役割も果たしてくれる畑の生り物たちである。

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子どもと保護者での陶芸教室

 123日、大川幼稚園の年長児がホールでマグカップ造りに挑戦した。講師は、安濃のお山オズの近くで登り窯やガス窯で日常食器を焼いて、直売もしてみえる「草生窯(くさわがま)」の前田憲生・充子ご夫妻である。

ホールにシートを敷き、粘土に日本手ぬぐいをかけ、粘土棒でコロコロと廻して延ばす。厚さや大きさはと、そうっと外したところをパチリ。子供たちだけでなく、お父さんお母さんもニコニコ笑顔。普段は砂場や運動場の土での遊びだが、今日は粘土の感覚を味わった。陶芸教室は親子での思い出作りもある。安濃の山での土ともちょっと違うさまざまな土の感覚を体感するためでもある。しかし皆楽しそう。

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秋探しに安濃の畑へ

秋探しに安濃の畑へ

運動会も終わったことで、1013日、津西幼稚園児たちが経ヶ峰麓にある安濃の里山に、「秋探し」も兼ねての山遊びに出かけると言うので同行した。木々の紅葉にはまだ暫くの時間を要するが、アスレチック遊びと山栗拾い、その後、里山近くにある園児専用の畑でコスモス摘みをした。コスモスの茎からの摘み取りは、園児達にとって初めての経験である。

満開に咲いたコスモス畑の真ん中で、自分の好きな花を摘む。摘むというより引っこ抜くとか折ると言った感じで、孤軍奮闘である。自分の背より高く伸びた枝の先の花を選び、要領を得ない園児ゆえかなりの手ごたえで、見ていてほほえましい。「地面に伸びている太い枝を踏んで、そこから伸びた花のついた枝を引っ張る・・と・・そう、取れたね」と助言を一人一人におくる。お母さんへのプレゼントに1人3本と決められているだけに迷いに迷って選んだ心のこもったコスモスである。帰りは、枝が折れないように高く上げ、ニコニコ笑顔と花が満開のバスとなりました。

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稲刈りと野菜づくり、旬と季節感

9月7日、大川幼稚園の園児たちが稲刈りをしている。といっても、園庭でケースを使った栽培。春に子ども達が籾を撒き、毎朝水に気をつけ、草取りをしてきたミニミニ菜園である。年長児皆で育ててきた。

園舎の横の小さな畑には、大根と白菜が葉を少し大きくしている。これも年長児担当である。夏場はここに、キュウリやナスビやトマトが押し合いながら育っていた。「今日の給食は、年長さんが育てた野菜も入っているよ」と聞くと、野菜の苦手な年少・中児もすっかり平らげる。そしてそれは、無意識のうちに旬の食育にもなっている。

冬にジャガイモを収穫して、各家庭にも持ち帰った幼児専用の安濃の里山近くの幼稚園の畑は、今コスモスが咲き始めた。運動会後の今月末、里山と畑で秋をさがす遊びが組まれている。

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幼稚園児と津の海で遊んで思うこと

 ここ1週間続く猛暑。628日に幼稚園園児と御殿場海岸での海遊びに出かけた。波に戯れ飛んだり跳ねたり、海水を掛け合いしたり、砂を身体に掛けてもらったり砂の城を作ったり、貝殻集め、とにかく友だちと一緒にするから楽しい。日常と違う遊びを友だちと共に楽しむ体験は、楽しいだけでない。無意識の体験で、日本の四季を感じたり、勇気や決断、不思議さや興味、感性をも育てる。それは身体のどこかにインプットされ、一生わすれない。

津市内の小中学校でも授業の一環として、年23回でよいから海遊びをさせてやって欲しい。私が中2で経験した津市立橋北中学校の水難事件以来50有余年、クラス或いは学校行事としてのこの種の活動は消えてしまった。

「好きです 津の海 津の街が」の大きな標語の看板が津駅東口に立っている。教育関係者は、山も含め、自然環境下での遊び教育を真剣に検討して欲しい。自然とのつきあいは、時間と愛情、丁寧さを掛けなければ取り組めない。だが、脅威や畏敬の念も含め、子どもたちに計り知れない財産を育む。津市は、県庁と三重大学を除けば、海と川と田んぼと山の世界である。学校教育の人間育てにそれが生かされていない不思議を感じる。

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久居保育園にソーラーパネル

 124日に「そらべあ発電所寄贈記念式典」が、関係者と園児たちの参列の下に久居保育園で行われた。グリーン電力としての太陽光電発電を園舎の屋根の一部に設置してもらった受け渡し式である。全国20例目の贈呈と聞く。

ソニー㈱が電池の売上金の寄付で立ち上げたNPO法人を中心に、ホンダや毎日新聞社他の企業がこれを支えている。

式典の途中で、2匹の可愛い熊のぬいぐるみが登場した。そして、温暖化で北極の氷が解け、母熊から離れた小熊の兄弟(「そら」と「べあ」)が泣いているだけでなく自分から探しに行こうと行動に移す話を紙芝居でしてもらった。幼児期から少しでも自然を大切に、また何事も自分から積極的に行動を起こさせようとの狙いがそこにある。

園児たちにはちょっと難しいが、保育担任や保護者から折につけわかり易く話してもらえる切っ掛けを今日は作って貰った。

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津市の御殿場海岸で凧揚げ

 平成23年1月17日、大川幼稚園の園児たちと、津市の御殿場海岸に凧揚げに出かけた。気温は低いが、快晴で風あり、凧揚げに最適。年長児全員と教職員で作った90連の凧は、巻き込む風に煽られつつも、子どもたちの声援で空に舞う。

記念写真を撮ってから、それぞれが自分の作った凧を揚げる。楽しくてしかたがない子どもたちは、広い砂浜を走る。風向きなぞ関係なく、自分の凧を見ながら走るため、お互いに凧が交差すると糸がからみあう。「せんせい、ひっぱってもとれないよー」「からんで、わからなくなったよー」、あちらこちらと飛び回りながらも笑顔の先生たち。

夏の海水浴と冬の凧揚げで、津の海を幼い心に刻みたいとの思いが先生たちのニコニコ笑顔の裏にある。友だちと一緒の海での楽しい思い出は何ものにも変えがたい。

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安濃の里山に間伐材で新しい遊具誕生

 平成221126日、芋ほりで収穫したさつま芋を安濃の里山に持参し、大川幼稚園と大川学園幼児舎全員で「さつま汁」作りをした。年長児が包丁で野菜の一部を切り、年中児が薪拾い。大鍋に10種類の具を入れ、煮込むのは給食の先生方に任せ、紅葉して落ちた葉っぱ拾いと木で作った大型遊具遊びに分かれた。

今年は隣の山から間伐材をいただいたので、環境部を兼ねたバス担当者が新しい遊具を作ってくれた。今日はそのお披露目の日でもある。園児たちは興味津々。梯子と高台と、ゆれる橋と、飛び降り台で構成された遊具である。年中児や年長児の男の子、元気な女の子のチャレンジ心をかきたてるに充分で、かなりの評価を得ていた。

「安濃の里山オズ」と名付けられたこの遊び場は、昭和30年頃の津の偕楽公園やその周域をイメージしている。四季折々の木々の枝葉と大地のすばらしい変化の中で、友だちと遊んだ楽しい思い出を大切にしている。匂いも風も音も色も、四季の変化の中で移り変わる自然界。そこでの友だちとの楽しい想い出は、日本人のアイデンティティー作りの土台が根付くはずとの願いある。園児の興味をひきつける木の遊具群は、その導入材と位置づけている。

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三重大学教育学部生が、自然を体感的に「幼児と自然環境」を探る

三重大学教育学部幼児教育専攻生対象の「保育指導論」集中講義(中西智子教授)で「自然」をテーマに、平成228月3日から6日の3日間、学生と向かい合った。

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第1日目は、三重県山岳連盟副会長の根本幹雄氏と同副会長の亀井正明氏の協力を得た。2人は海外遠征の県下のパイオニア、根本氏は青少年に自然を使った教育企画を若い頃から、亀井氏は「自然環境リスク理論」の権威である。レジュメやパワーポイントを使っての3限の講義(①子どもと自然の関係:大川、②国内外の子ども達と自然:根本、③自然と危険と安全と楽しさ:亀井)、4限目は、先の3人に学生も交えてのディスカッションとした。自然での遊び体験の少ない学生に如何に基礎知識を持ってもらうかに焦点を置いた。

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2日目は、夏の自然を体感でとらえることをテーマとした。この日は大川幼稚園が夏季保育中で、年長児が安濃の里山オズに虫捕りに行く。午前中は、里山での教師と子どもの声がけ、子どもの動き、子どもの感動の瞬間等の観察を主体とした。午後は、鈴鹿山岳会の楯國夫氏に協力してもらって、里山整備体験で、ブッシュ帯に道を作る作業である。汗をかいたあとの冷やしソーメンも準備した。第3日目は、3千坪近くの園庭内に里山のある津西幼稚園を活用した。特設プールの水遊び、広い運動場や里山を駆け巡る子どもの興味・関心と先生の声がけ観察である。一方で、私立幼稚園の一斉保育への参加体験も組み込んだ。4日目は、中西教授の下でのレポート作成である。学生達は、何をどう摑んでくれたのだろうか。

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子どもたちは、自然環境で段階的に、危険や安全の判断がそなわり、友達や先生とどうすれば楽しく遊べるかを掴んでいく。津市のように海も里山も田んぼも身近にあれば、学校教育で年に数回その環境で友だちと一緒に遊ぶなり、作業をするなり、調査をするなりと、多様な体験活動が可能である。日本には四季があり、不思議さ、美しさ、恐ろしさ、楽しさ、等々数え切れない体験が出来る。それは日本人として諸外国の方々と交わる時に必要なアイデンティティーにも大きな影響を及ぼすと私はとらえている。

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自然満喫の最後の里山遊びはお家の方々と

幼稚園の修了と小学校入学にわくわくする年長児の思い出づくりに、平成22227日安濃の里山に出かけた。

お父さんやお母さんと一緒に、ネイチャーゲームで土手を登ったり畦道を歩いて、指定の草や実探し。里山で待つ先生にチェックをしてもらって、子ども達は満足満足・・お父さんたちはハラハラ。

シーツを広げ、先生方が大鍋で炊き込んだ「豚汁」のお替りをしながらのお弁当は最高の盛り上がり。午後の山遊びも堪能し、巨大橋での記念写真撮り。           

再び広場に集合して、「先生さようなら、皆さんさようなら、お父さんお母さんありがとう」で解散。3年間の最後の里山遊びで、何が心に残ったのでしょうか。みんなのニコニコ笑顔を見送り、私たちも解散しました。

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里山でのさつま汁クッキング

  平成21年11月20日、子ども達と園児専用の安濃の里山に出かけた。この秋に子ども達自身が収穫してきたさつま芋を入れたみそ汁作りである。年長児が昨日園で洗ってきたさつま芋がメインである。そこに、今日里山で子ども達が切る大根と人参、給食の先生が準備した牛蒡と豚肉が入る。
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 ドラム缶で作った大釜に大鍋を架け、山で出た薪と小枝の炎で煮込む。小枝は、年少と年中児の担当で、山を駆け巡って集めてくる。
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 鍋に材料を入れた後は、もう一つの秋見つけの目的の落ち葉拾いである。出来上がるのが待ちどおしいさつま汁と、山で皆と遊びたいのと、お母さんが作ってくれたお弁当も、どれもこれも気になる。釜は給食の先生に任せ、クラス単位で山に入っていく。
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私はこの間、子ども達が戻ってきたとき、どのような反応をするかを楽しみにし、落ち葉のオブジェ作りに没頭。帰ってくる子どもたちがさまざまな表現で興味を持ってくれた。
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 再び全員がそろうと、さつま汁が配られ、お楽しみの弁当である。汁は、2杯、3杯とお替りし、アッという間に大鍋の底が顔を現す。天候よし、自分達で作ったさつま汁の味よし、お家の方が作った弁当よし、気心知れた友だちの会話よし、先生も笑顔よし、紅葉の里山も、すべてよしの1日であった。
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幼稚園の里山に、手作り5人乗りブランコが完成

 久々に新顔の遊具が里山に登場した。「5人乗りブランコ」である。子どもたちが、友だちや先生と一緒に楽しめるから人気だ。

 今回のブランコには、安全性から足を置くところが付けられた。これによりゆったり足を前に延ばし、心もゆったり、そして友だちと気を合わせてバランスが取れるため、楽しみを加算させているようだ。
このブランコを作ったのはバスの運転を担当する職員で立ち上げた“環境課”であり、彼らは運転の無いときにはいつも里山の手入れを怠らない。

 しかし、里山も開いて15年が経ち、今、大補修をしている。この里山の適する木は切りつくしたため、製材所で材料を求めるが、木の丸みのあるものが無い。そこで、これは三重テレビ放送局社長のご好意で、社長が趣味で石楠花を育てている山の木を貰ってきている。これまで100本程は寄贈してもらっただろう。

 そして今回の、子どもたちのお気に入りのブランコもその木で出来たものである。私も子ども達と一緒に乗ってみて、「これは楽しい!」とつい声を上げるほどだった。

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安濃の畑

 安濃町の里山は直営だが、その近くの2百坪の畑は平成17年に幼稚園児用として借りた。1年目はトウモロコシを作って虫攻めにあい、2年目からは根菜類の馬鈴薯とした。3年目の今年は植え込みが遅く、小振りの芋であった。
 同じ畑の半分に菜の花畑を初年度から作っている。子どもたちのお気に入りで、自分の好きな動きで道が出来る遊び場となり、お気に入りの花を根っこから引っこ抜いて家へのお土産にできる。スクールバス運転の職員が自然環境課兼務で手入れをし、里山も畑も子どもたちが安心していつでも遊べる状態にしてくれている。



 

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3,000坪の津西幼稚園

 少子化と子どもたちの自然環境の悪化傾向は30数年前のこの事業の計画段階で予想された。保育室もベランダも芝生も、そして運動場も少し小さい小学校並みの幼稚園、勿論、里山が運動場と続いている幼稚園をネイチャー体験時代にそなえた。 昭和55年に開園した津市河辺町の津西幼稚園である。3千坪の園庭で、遊びに夢中になれば、友達ができ、体力と知力と情緒が養われる設定とした。 大都市では成しえない、地方小都市ゆえ可能な幼児教育環境である。しかし、広すぎることは危険と、開園から7年間定員を満たせられなかった。教員の教育テーマ「野性味・心・問題解決力」からも知れるように、子どもたち自身が持っているその力を、自然と友だち、そこに教員の教育配慮の環境設定で、芽生えさせる日本版森の幼稚園である。 30年を経て、このネイチャー環境が認められ、子どもたちの姿が嬉しい。


 

 

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幼児専用の自然体験環境「安濃の里山オズ」と大川幼稚園

 経ヶ峰(標高819.7m)麓、津市安濃町のグリーンロード西側で、3千坪の幼児専用の里山遊園を平成7年にオープンさせた。教職員の協力を得て、幾重も付けた山道だけでなく、池も小川も、巨大木橋、ターザンロープ、巨大網登り等の木製遊び施設も手作りで完成させた。
 ここは大川幼稚園・津西幼稚園・久居保育園・大川学園幼児舎の幼児専用の自然体験環境としての里山遊び場である。四季折々の木々の色付きや香り、風と雲の流れ、鳥や虫の声、四季折々の不思議の世界で、友だちとの楽しい思い出が無意識の意識として根付いて欲しい里山である。4月末に年長児がいばらもち用の茨の葉採りに入る山遊びが里山の年度の始まりとなる。そして翌年3月、全員でこの山の中で作って食べるカレーライスまで、里山を取り巻く田畑の畦道も小川も含め盛りだくさんな山遊びが組まれる。津市という小都市ならではの幼児期での自然体験遊園の理想を求めている。



 

 

 

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